2014年7月11日
TOPIX(東証株価指数)の指標としての特徴と有意性
TOPIXは東京証券取引所を代表する指標です。
時価総額加重平均という計算方法が採用されています。つまり、時価総額の大きい銘柄は組み入れ比率も大きくなります。
組み入れ比率が大きければ、その銘柄の影響を受けやすくなります。
ただ、単に時価総額だけを計算しているのではなくて、浮動株比率を乗じています。
ですから、親会社が一定の割合を持っている固定株などの影響は除かれていて、実際に市場で流通している株式数のみを対象として計算されています。
ですから、株価が変わらなくても浮動株の割合が変化すると指数は変化します。
親会社が株式を放出すれば、大きく影響を受けると考えておきましょう。
また、新規上場などもありますから、これによって指数が変化することもあります。
短主か総額加重平均型の指数とは異なりますが、規模の大きい銘柄の影響を受けやすいことには変わりはありません。
大企業の変動の影響を受けやすいと言うことですから、日本経済を正しく表しているとも考えられます。
世界の株価指数の多くが時価総額加重平均型で算出されているというトレンドを考えてみれば、日本の経済の規模を表すための指標としては適したものだと言えるでしょう。
Filed under: 未分類 — tousi 5:51 PM